
システム開発・刷新のための データモデル大全
渡辺幸三
日本実業出版社 / 2020-04-20
累計読者数18
平均ハイライト数 23.7件/人
推定読了時間 約6時間30分
star総合評価 55/100
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この本について
システム刷新の話になると、「現状調査を積み上げれば、理想形が勝手に見えてくるはず」と思ってしまうこと、ありますよね。何カ月もヒアリングを重ねたのに、出てきたのはUIの写経みたいな資料ばかりで、結局どこに向かえばいいのか分からないまま…。自分も似たモヤモヤをずっと抱えていました。 この本は、そういう“現状の延長で考える限界”を一度切り離して、「テーブルとは何か」「名詞と動詞から要件をどう読み解くか」「物理と論理をどう扱い分けるか」といった視点を、かなり地に足のついた形で見直させてくれます。特に、普段“当たり前”として流してしまうIDの意味や、サロゲートキー導入に伴う補填、削除フラグの扱いの難しさなど、現場でつまずきやすいポイントが丁寧に整理されていて、自分の判断基準が少しずつ明確になっていく感覚がありました。 読みながら、「これは今のプロジェクトにもそのまま当てはまるな…」と手を止める場面が多く、既存の仕様に引っ張られずにデータの本質を見直すきっかけになります。現行システムの構造が複雑すぎて、どこから整理すべきか迷っている人には特に刺さると思います。
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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
「データモデル」はDXの基礎技術! 昨今、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の必要性が喧伝され、多くの業界・企業で業務システムの刷新が進められています。しかし現実には、上っ面が今風になっただけの代わり映えのしないシステムが出来上がるケースが少なくありません。また、柔軟な仕様策定を期待して「アジャイル手法」を安易に取り入れたばかりに、いつまでも仕様が定まらない事態に陥っています。 その最大の原因は、データモデルに関するリテラシーが作り手側から失われたためです。データモデルは、システムの骨格といえる「データベース」の設計根拠となる重要な図面。ごく単純なシステムでない限り、データモデルを事前に確立しないままで開発プロジェクトが成功することは期待できません。 そこで本書では、さまざまな案件に関わってきた著者が、データモデルの読み方とともに、効果的なデータモデルを創造するためのノウハウを解説。順を追って読み進め、また練習問題をこなすことで、実践的なスキルが身につきます。 組織、取引先、簿記、商品、部品表、設備、在庫、売掛、買掛、受発注、契約など、さまざまな情報のモデリング事例が満載。文法だけでなく、数々の用例を業務知識とセットで理解することで、業務システムで扱われるデータの形を捉えるための筋道が見えてきます。 IT技術者がシステム設計スキルを身につけるためにはもちろん、システム担当者が開発業者のスキルレベルを事前評価するためにも必携の一冊。
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