ヨムナビ
ザ・ダークパターン ユーザーの心や行動をあざむくデザイン

ザ・ダークパターン ユーザーの心や行動をあざむくデザイン

仲野 佑希, 宮田 宏美, and ダークパターンJP編集部

翔泳社 / 2022-08-03

累計読者数22
平均ハイライト数 17.3件/人
推定読了時間 約4時間31分
star総合評価 59/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 30%

この本について

数字を追う仕事をしていると、「これ本当にユーザーのためになってるんだっけ…?」とふと不安になる瞬間がありませんか。A/Bテストで数字は伸びているのに、なぜか胸のどこかがざわつく感じとか。僕も案件が立て込むと、便利な心理効果やデザイン手法を“とりあえず貼る”みたいな使い方になってしまい、ユーザーの顔が見えなくなることがありました。 この本は、そんなモヤモヤの正体を丁寧に言語化してくれます。たとえば、ゴーストボタンが22%もユーザーの時間を奪ってしまう事実や、手数料を隠すと短期的な売上が上がっても、長期的には購入率や信頼が落ちていくデータなど、「なんとなく不誠実かも」と思っていたことに客観的な根拠が揃っている。さらに、ダークパターンが引き起こすのは売上だけの問題ではなく、カスタマーサポートの負担増や離職率の上昇、業界全体の信頼低下にまで広がると示してくれるので、日々の施策が組織全体にどう影響するのかも立体的に見えてきます。 また、法規制の動きや海外企業の事例も多く載っていて、「今は大丈夫」では済まない空気感もよくわかる。僕自身、数字主導の改善を進める中で麻痺していた感覚があったと気づかされました。ユーザーを“動かす”のではなく、ちゃんと“助ける”方向に軸足を戻したい人には、かなり手触りのある一冊だと思います。 特に、「短期のKPIとユーザー信頼のどちらを優先すべきか」で揺れがちな人に刺さる本です。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

そのデザイン、 顧客の信頼を失っていませんか? 欧米で規制強化が進む、 ディセプティブ・デザインの実態と脱却の道筋 「退会方法がわかりにくい」 「勝手にメルマガに登録されている」 「消費者を煽るカウントダウンタイマー」 「期限のない在庫一掃セール」…… こうしたユーザーを意図的にだますデザイン (=ダークパターン)の乱用が増えています。 本書は、ダークパターンとは何かから、 世界で進むダークパターンの規制強化の実状、 ダークパターンの代表的な15の具体例、 そして、企業やデザイナーがダークパターンに陥る背景と その防止策を1冊にまとめて解説します。 目次 Chapter1 ダークパターンとは何か 1.1 消費者を惑わせるWeb サイト設計 1.2 ダークパターンとは何か、その定義 1.3 ダークパターンの世界的調査 1.4 ダークパターンは人の選択をどれほど歪めるか 1.5 国内外で高まるダークパターンへの忌避感 1.6 企業がダークパターンを使うリスク Chapter2 意思決定の科学 2.1 その選択は、誰が決めているのか 2.2 意思決定に影響を与えるマイクロコピー 2.3 ユーザーが行動を起こす3条件 2.4 ファストアンドスロー 速い思考と遅い思考 2.5 説得 vs. 欺瞞、操作、強制 Chapter3 ダークパターンの種類 3.1 スニーキング(こっそり) 3.2 アージェンシー(緊急性) 3.3 ミスディレクション(誘導) 3.4 ソーシャルプルーフ(社会的証明) 3.5 スケアシティ(希少性) 3.6 オブストラクション(妨害) 3.7 フォースドアクション(強制) Chapter4 ダークパターンを防ぐために 4.1 組織をプレッシャーから解放する 4.2 ユーザーをリスクから解放する
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要