
日本マンガ全史 (平凡社新書0944)
澤村 修治
平凡社 / 2020-06
累計読者数3
平均ハイライト数 93件/人
推定読了時間 約9時間54分
star総合評価 76/100
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この本について
漫画が好きでも、作品の流れを「点」でしか見られなくて、時代ごとのつながりがモヤっとしたままのことってありませんか。自分もまさにそうで、好きなタイトルは挙げられるのに、なぜその作品が生まれたのか、どんな文脈にあったのかを語れないことに、ずっと引っかかりがありました。 『日本マンガ全史』は、そのモヤモヤを無理に解消するというより、「ああ、こういう地層の重なりの上に今の漫画があるんだ」と自然に視界が開けていく感じの本でした。読んで印象的だったのは、90年代作品の並びを見たときに、当時の空気がそのまま再生されるように思えたこと。『るろ剣』『幽白』『ぬ〜べ〜』『マキバオー』といった雑多なヒット作が、一つの雑誌文化やメディア環境の変化とセットで語られることで、単なる「懐かしい作品列挙」ではなく、時代をどう走っていたかが立体的に見えてきます。また、『海街diary』や『聲の形』のように、静かな人間ドラマがどんな流れの中で生まれたのかも知れるので、作品を読み返すときの温度が少し変わる気がしました。 作品そのものより、作品が置かれた時代ごとの“必然”を知りたい人に刺さる本です。漫画の好みが広い人ほど、過去と現在の線が急につながる体験があると思います。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
戦前から現在まで、日本のマンガを通史として紹介する唯一無二の書。大ヒット作から通好みの作品まで紹介。マンガ関係者必携の一冊。
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