
日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 (角川新書)
氷川 竜介
KADOKAWA / 2023-03-10
累計読者数6
平均ハイライト数 11件/人
推定読了時間 約3時間6分
star総合評価 59/100
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この本について
アニメを好きで見続けてきたのに、なぜ心が動くのかを言語化しようとすると急に霧がかかったようになることがあります。作品の良さを語りたいのに、キャラやストーリーの話だけではどうも足りない…そんなモヤモヤをずっと抱えていました。 この本は、その霧を少しずつ晴らしてくれるタイプの一冊でした。たとえば「世界観がどう作られ、なぜ観客の没入につながるのか」を、因果関係として追っていく視点があるおかげで、自分が何に惹かれていたのかを具体的に思い出せます。セリフではなく光の処理や背景美術がドラマを語っていた、という説明も腑に落ちますし、アニメ専門メディアの登場や、オリジナル作品が生む広がりがどう時代を変えたのかも丁寧に示されていて、単なる作品論にとどまりません。 読んでいると、「アニメだからこそ起きた変化」を見落としていたことに気づきます。ガンダムやエヴァ、新海作品を貫く線がどこにあったのか、自分の感覚だけでは拾いきれなかった部分が輪郭を持ち始める感じです。何かを好きでいる理由を、自分の言葉で持ち直したい人に向いています。 アニメをただ楽しむだけじゃなく、その裏で起きていた技術や受容の変化まで知りたい人には、かなりしっくりくると思います。
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出版社による紹介
なぜ大ヒットを連発できるのか。アニメ・特撮研究の第一人者が、日本のアニメ産業に起こった「革新」を徹底解説。『宇宙戦艦ヤマト』から新海誠監督作品まで、アニメの歴史に不可欠な作品を取り上げ、子ども向けの「卒業するべきもの」を脱し、大人も魅了する「国民的文化」となり、世界中にファンを生み出す理由を明らかにする。 【目次】 第1章 日本アニメ史の”構造” 第2章 『宇宙戦艦ヤマト』の旅立ち 第3章 『機動戦士ガンダム』が起こした革新 第4章 スタジオジブリとアニメ受容の国民化 第5章 『AKIRA』と『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』 第6章 『新世紀エヴァンゲリオン』による拡大 ――アニメブーム再来、新時代の招来 第7章 『君の名は。』の衝撃 ――デジタル世代の台頭と新たな作家性
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