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科学化する仏教 瞑想と心身の近現代 (角川選書)

科学化する仏教 瞑想と心身の近現代 (角川選書)

碧海 寿広

KADOKAWA / 2020-07-28

累計読者数4
平均ハイライト数 5件/人
推定読了時間 約3時間25分
star総合評価 37/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 42%

この本について

仕事でメンタル系の話題に触れたり、瞑想がビジネス書でよく出てきたりすると、「これって本当に“科学的”なのか? それとも宗教っぽいものを都合よく使ってるだけなのか?」と、微妙なもやつきが出ることがあります。便利だから取り入れているだけなのか、背景にきちんとした思想があるのか、その境界がよく分からないまま使ってしまう感じです。 『科学化する仏教』は、そのモヤモヤを歴史の側から丁寧に整理してくれます。仏教と科学が協力したり衝突したりしながら、新しい価値や誤解を生んできたプロセスを追うことで、「なぜ今の日本で瞑想や坐禅が“科学的”なものとして扱われるのか」という疑問が、ちゃんと輪郭を持って見えてくるんです。例えば、ダライ・ラマが科学を前に仏教が誤っていたら捨てるとまで言った姿勢や、逆に仏教のほうが科学より優れていると主張する流れまで含めて、両者の距離感が単純ではないことが分かります。 読み終えるころには、瞑想を実践するにしても、企業研修で坐禅が出てきたときにしても、「これはどういう文脈から来たものなのか」と一歩引いて見られるようになるはずです。宗教か科学かをジャッジするというより、両者が混ざり合う現場を歴史的に理解できるのが、この本のいちばんの効き目です。 「いま広がっている“科学的な仏教”の雰囲気に少し引っかかりがある人」に、とても静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

近現代の仏教は、つねに最先端の科学と接点をもち、自らの可能性を問い直し続けてきた。宗教体験の心理学、禅や祈祷の科学的解明、さらには催眠術、念写、透視の研究まで。ときに対立し、ときに補い合う仏教と科学の歴史から、日本近代のいかなる姿が浮かび上がるのか。ニューサイエンス、オウム真理教事件、そしてマインドフルネスの世界的流行へ――。対立と共存のダイナミズムに貫かれた百年史を、気鋭の近代仏教研究者が描き出す。
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