
ゴッホのあしあと (幻冬舎文庫)
原田マハ
幻冬舎 / 2020-08-06
累計読者数4
平均ハイライト数 2.5件/人
推定読了時間 約1時間54分
star総合評価 34/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 28%
この本について
最近、自分のやっていることが誰にも届いていない気がして、ふと手が止まることがあります。頑張っているつもりでも、外側から見れば「何も起きていない」ように見えるあの感じ。評価されない時間が長いと、自分の存在そのものが拒まれている気さえしてきます。 『ゴッホのあしあと』を読んでいると、その孤独にそっと寄り添われるようでした。抜粋にもあるように、ゴッホが感じていた「誰も見てくれない」という焦りや、自立したいのにできないもどかしさは、創作や仕事に向き合う人なら一度は通る道だと思います。さらに、林忠正のエピソードに触れることで、「正しさが理解されるまでには時間がかかる」という現実を、綺麗ごと抜きで教えてくれます。途中で誤解されたり、価値が見えにくかったりすることは、珍しいことじゃないのだと少し肩の力が抜けました。 そして何より印象に残るのは、「傑作は永遠に生きる」という視点です。結果がすぐ出ない不安に飲まれそうなとき、今の努力がどこかで誰かにつながっていく可能性を思い出させてくれる。揺れながらも沈まない、というパリの標語の話も含めて、迷いながら進む自分を許せる本でした。 今の自分の歩みが正しいのか分からなくなる人に、静かに効いてくる一冊だと思います。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。
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出版社による紹介
生前一枚しか絵が売れず、三七歳で自殺したフィンセント・ファン・ゴッホ。彼は本当に狂気の人だったのか? その死の真相は? アート小説の第一人者である著者が世界的謎を追う。フランス各地に残されたゴッホのあしあとを辿り、努力家でインテリ、日本に憧れ続けた「人間・ゴッホ」の魅力を再発見。旅のお供にも最適な名解説。
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