
脳と森から学ぶ日本の未来
稲本 正
累計読者数6
平均ハイライト数 18.5件/人
star総合評価 62/100
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この本について
仕事に追われていると、ふと「自分、考えているつもりで考えてないかも」と不安になる時があります。情報に振り回されて、結局どこにも深く辿り着けない感じ。環境の話も、進化の話も、どこか“専門家のもの”みたいに遠く感じてしまう。でも実際は、自分の暮らしや感覚と地続きのテーマなんですよね。 『脳と森から学ぶ日本の未来』は、その距離感をやわらかくほどいてくれる本でした。読者の方が保存している部分を見ると、刺さったのは「人間はそんなに合理的でも特別でもない」という視点の転換だと思います。腸や肝臓が勝手に情報交換している話も、ウイルスが進化に寄与している話も、どれも“自分の外側に広がっている世界の仕組み”を具体的に教えてくれる。日本人の自然観の歴史に触れる章も、今の働き方や考え方の“無理”の根っこを照らしてくれる感覚がありました。 この本は、自然を守れとか、日本文化は素晴らしいとか、そういう単純化では語らないです。むしろ「どうして日本では環境の議論が噛み合わないのか」といった面倒なところにも踏み込みます。そのぶん、読み終わる頃には、自分の思考のクセや、物事を見るときの立ち位置が静かに更新される感じがあります。 「知識を吸うだけじゃなく、世界の見え方を整理したい人」に刺さると思います。自分もそうでしたが、今の社会のざわつきに疲れている時ほど、こういう本が効きます。
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出版社による紹介
世界にはSDGsの課題や新型コロナのような感染症流行など、日々多くの問題が発生している。 次代のキーワードは「共生進化」にある。それをベースに、日本と人類の幸福な未来に向けてパラダイムシフトをするにはどうしたらいいのだろうか。 ウイルス、細菌、アインシュタイン、SDGs、縄文、AI、そして森のマインドフルネス。 ジャンルを超えて、さまざまな視点から「共生進化」への道を探る類例のない思索の書。 東京農業大学客員教授で、物理学を専門にしながら森と都会でビジネスを展開してきた稲本正氏が、私たちが今存在している地球をどう捉えたらいいのかを解読。 さまざまな情報がある中で、何を視点に世界を見つめたらいいのか。 日本人としてできることは何か。 AI時代に森と共生しながら、明るい未来を築くための新しい知恵と哲学とは何か、といった点について考察する思索の書。 量子力学から生物学、文学、社会学まで、今までになかったトータルの視点で、私たちの世界を見つめ、今後の未来を考える。 2020年8月に刊行した前著に加筆および修正を加えた決定版!
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