
世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか (朝日文庫)
戸塚 隆将
株式会社朝日新聞出版 / 2020-08-07
この本について
仕事って、やることが山積みなのに頭の中が散らかっていて、どこから手をつければいいのか分からないまま一日が終わること、ありませんか。会議でも発言する前に余計な緊張が出て、結局「今日は聞くだけで終わったな…」と落ち込む日のほうが多かったりします。自分でも改善したい気持ちはあるのに、具体的な行動に落とし込めないまま時間だけが過ぎていく。この本を読んだとき、まさにその行き詰まりに手を入れてくれる感じがありました。 特に効いたのは、「翌朝の自分が迷わないようにしてから帰る」という発想でした。仕事終わりはただ早く帰りたい気持ちが勝つのですが、ここで明日のTo Doを一枚の紙に書いておくと、翌朝のスタートがまるで別物になります。それから、「会議での自分の貢献をあらかじめ決めておく」という視点。経験が浅いなら消費者視点、専門外なら部外者としての目線。完璧な答えじゃなくていいから、何を持っていくかを決めておくだけで発言のハードルが下がります。あと個人的に救われたのは、ホウレンソウは“聞かれる前にする”という当たり前すぎる原則です。5分だけ取りかかってみて疑問点を洗い出し、その場で上司に確認する、この小さな動きが想像以上に効きました。 派手なノウハウ本ではなく、日々の仕事の中で「これなら今日からやれるかも」と思える基本が静かに積み上がっています。完璧を求めるより、まず目の前の混乱をほどきたい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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