
世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか? 実践編
戸塚隆将
この本について
仕事の振り返りをするとき、つい「できなかったこと」ばかり並べて落ち込んでしまうことってありませんか。僕も同じで、気づけば反省リストだけが増えて、自信がどんどん削れていく時期がありました。でも実際は、成果も手応えもあったはずなのに、そこをちゃんと拾えていないだけなんですよね。 この本が面白いのは、そんな“自己評価のクセ”を無理に矯正しようとしないところです。まず成果や誇れる点を書き出して自分を褒めることから始める、という地味だけど効き目のある手順が丁寧に書かれています。そのうえで、後悔したことや改善点を拾い、共通点から課題を抽出する。さらに課題には必ず優先順位をつけて、プレッシャーを増やさない仕組みにする。この流れを踏むと、振り返りが“自分を責める作業”ではなく“自信を回復する作業”に変わっていきます。 もう一つ刺さったのは、自信の源はスキルよりも「過去の積み重ね」をちゃんと見に行くことだという視点です。短所ばかり気になるときも、その裏にある長所から考えてみる。外交的すぎる人には制御の課題があって、聞き上手な人には受け身になりすぎる課題がある。こうした表裏一体の見方が身につくと、自己分析がようやく自分ごとになります。 忙しい時ほど一度立ち止まって、自分とのアポイントメントを取る。そこで小さな達成を積み重ねていく。この本は、そうした“日々の自信のつくり方”を現実的な温度で教えてくれます。完璧主義で自分に厳しすぎる人ほど、意外とスッと入ってくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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