
天才 富永仲基―独創の町人学者―(新潮新書)
釈徹宗
新潮社 / 2020-09
累計読者数4
平均ハイライト数 21.3件/人
推定読了時間 約5時間7分
star総合評価 52/100
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この本について
仕事でも日常でも、「何が本質で、何がただの“慣習”なのか」がわからなくなることがあります。人の意見や時代の空気に振り回されて、結局どれが自分の軸なのか見失う時ってありますよね。僕もよくそこで迷うのですが、富永仲基の考え方に触れると、そのモヤモヤが少し整理されます。 仲基は、仏教も儒教も“完璧な体系”として扱われる前に、時代ごとに上書きされ、変化してきたと考えました。だからこそ、「須弥山の話が科学的にどうか」みたいな表層ではなく、教えが生まれた背景や、その土地の人々の性質に目を向けます。この視点が、現代を生きる僕らにも意外なほど効いてきます。たとえば、誰かの主張をそのまま信じるのではなく、「この人はどんな環境で、誰に向けて語っているのか」と一段引いて見られるようになる。あるいは、自分が今のやり方に違和感を覚えたとき、「それは時代に合わせて自然に変わっていくものかもしれない」と気づける。 それに、仲基自身が“天才”と呼ばれつつも、同時代にはあまり理解されなかった人です。だからこそ、僕らが何かを疑問に思ったり、常識に違和感を覚えるのは、ただのわがままではなく、学びの入口なのかもしれないと思えるんです。 歴史や思想にそこまで詳しくなくても、「物事の本質を見抜く視点が欲しい」と感じている人には、静かに刺さる一冊です。
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出版社による紹介
江戸中期、驚くべき思想家がいた。世界に先駆けて仏典を実証的に解読。“知られざる天才”に迫る!
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