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組織と働き方を「変える・変えない・先延ばす」さて、どうする?

組織と働き方を「変える・変えない・先延ばす」さて、どうする?

上村紀夫

クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2020-09-11

累計読者数4
平均ハイライト数 17件/人
推定読了時間 約4時間16分
star総合評価 58/100
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この本について

働き方の議論になると、何が正解なのか分からなくなる瞬間ってよくあります。残業を減らせばいいのか、在宅を増やせばいいのか、それとも社員の幸福度を優先すべきなのか。どれも大事に思える一方で、現場の疲弊や、働きがいの低下に気づいてしまうと、自分の判断軸そのものがぐらぐらしてくるんですよね。 この本が面白いのは、「働き方をどう変えるか」を目的として語らず、そもそも働き方とは組織をどう活性させるかの一手段にすぎない、という視点を淡々と示してくれるところでした。社員施策を“足す”ことで一時的な喜びは生まれるけれど、すぐに当たり前になってしまい、むしろ失われた時のダメージが大きいという話は、自分の職場の空気にも思い当たるところがあります。また、社員が求める「実現できそう」という感覚と、会社の実現可能性のズレが積み重なると、働きやすさばかりが増えて組織の力が落ちていくという指摘も、現場を見ていると腑に落ちました。 読んでみて感じたのは、「変えるか変えないか」という二択の前に、そもそも自分たちは何を守り、どこに対応しようとしているのかを見直す時間が必要なんだということです。ビジョンやミッションが一時的に後景に下がり、働きやすさに注目が集まりやすい今だからこそ、この視点は落ち着きを取り戻す助けになると思いました。 特に、施策に追われて判断軸を見失いがちなリーダーや人事の方には刺さる内容です。自分の現場で起きている「違和感」を、いったん言語化させてくれるような一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

新型コロナウイルスの流行といった不可抗力的事由により経営存続が脅かされる中、多くの経営者が、従業員の健康や柔軟な働き方の追求と事業継続のはざまで判断を迫られています。 「これからの時代、変化に適応できない会社は衰退していく」といわれるが、現実の問題は複雑です。 組織や働き方を「変えるべきなのか?」「どう変えればいいのか?」「どこまで変えればいいのか?」と、頭を悩ませる経営者も多い。 本書は、「いま現在の組織は、働き方を含めた様々な変化に対応していくことが求められているが、本当に組織として適応すべきなのか、求められるがままに変えていいのか」という点に焦点をあてます。 経営者や人事がモヤモヤとしている問いに対し、考えるヒントや行動に移すための勇気を与えます。 発行:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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