
ガイアの法則 II 日本人は洗脳支配をいかにしたら超えられるのか
千賀一生
ヒカルランド / 202011
この本について
最近、頭ではわかっているのに心がついてこないという相談をよく聞きます。分析も勉強もしているのに、どこか「本質に届かない」感じが抜けない。自分の勘を信じ切れないまま、日常だけが流れていく。僕自身もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本を読んで印象的だったのは、「直感」や「体の感覚」を単なるスピリチュアルとして扱わず、人間が本来もっていた能力として位置づけているところです。頭で頑張って突破しようとすると苦しくなるけれど、体の快の感覚に耳を澄ますと、逆に道がひらけるという話は、抽象的に聞こえつつも、日々の判断に置き換えると妙に腑に落ちる瞬間がありました。自分にとって心地よい方に一歩寄せると、不思議と不安が和らぐあの感覚に近いです。 もうひとつ刺さったのは、「象徴で受け取る力」を失ったことで、物事を直線的にしか考えられなくなっているという指摘でした。たとえば、景色や所作から一気に全体像を感じ取るような感覚が、現代の情報処理中心の生活では育ちにくい。だからこそ、自分の奥にある静かな感覚に戻ることが、現代の影響から距離を取る方法になる。これは実務の場でも効いていて、言葉にならない違和感の正体に気づきやすくなりました。 「思考でどうにもならないところでつまずいている人」に刺さる本です。抽象度の高い内容ではありますが、現実の行動に落ちる部分も多く、自分の感覚を取り戻すきっかけとして読んでよかった一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
読書の順序
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