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みんなの民俗学 (平凡社新書0960)

みんなの民俗学 (平凡社新書0960)

島村 恭則

累計読者数9
平均ハイライト数 14.6件/人
推定読了時間 約5時間25分
star総合評価 47/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 15%

この本について

日常でふと感じる「なんでみんな同じ方向を向こうとするんだろう」とか、「説明はつかないけど気になる習慣って何なんだろう」という違和感、けっこう放置しがちですよね。仕事でも人生でも“正しさ”の基準に合わせる場面が多くて、そこからこぼれ落ちるものには名前がないまま。でも、この本を読んでいると、その曖昧な部分にちゃんと光を当ててもいいんだと思えてきます。 面白かったのは、民俗学が「時代遅れの昔話」を扱う学問ではなく、むしろ現代のSNSミームやお笑いネタ、神社の行列の並び方までを視野に入れていること。支配的な合理性から外れたものを〈俗〉としてすくい上げる視点があると、日常の違和感が急に立体的になるというか、「あ、これってただの変な現象じゃなくて、人が行動するときのパターンなんだ」と腑に落ちていきます。アマビエの創作が“サイクル”になっていく話や、肘神神社が実際に建っちゃう流れなど、笑えるのに妙にリアルで、自分たちも同じ土俵にいるんだと気づかされます。 この本は、日常の“普通じゃない感じ”を否定せずに拾ってくれるところがありがたいです。肩書きや制度の外側で動いている人びとの感覚を、そのまま学問にしてしまう懐の深さに救われる人も多いと思います。ふだん「説明しづらいことにモヤっとしている人」にこそ刺さる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

民俗学は昔の慣習を伝えるだけのものではない。B級グルメはなぜ生まれたか? などの身近な話題を現代民俗学の視点で掘り下げる。
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