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文藝春秋2021年1月号[雑誌]

文藝春秋2021年1月号[雑誌]

藤原正彦, 池上彰, 角田光代, 船橋洋一, 原田マハ, 塩野七生, 出口治明, 小川洋子, 手嶋龍一, 吉田修一, 林真理子, 平松洋子, and 清武英利

累計読者数4
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star総合評価 41/100
boltライト読書型
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この本について

日常のニュースを見ていて、「なんでこんなに話がこじれるんだろう」と感じることが増えました。経済の話は数字で折り合いがつきそうなのに、人種やジェンダーの問題になると、急に空気が硬直して、誰も一歩も動けなくなるような感覚があります。それに、仕事でも同じで、誰がどんな行動をしたのか、後になって記録をたどってようやく見えてくる、みたいな場面に少し身に覚えがある人も多いと思います。 文藝春秋2021年1月号は、その「見えているようで見えていない構造」をほどいてくれるところが読みどころでした。経済と人種・ジェンダーを「合理」と「不合理」という軸で分けて語る視点は、普段ごちゃ混ぜになっている問題を整理してくれますし、なぜ話し合いが前に進まないのかを落ち着いて理解できるようになります。また、記録から静かに浮かび上がる人物像の描写は、派手さはなくても、物事は往々にして“その場の印象”ではなく“積み重ね”で語られるべきだと気づかせてくれます。自分の仕事の振り返りにもそのまま使える感覚でした。 大げさに世界を変えるような本ではないですが、「見えていなかった背景」や「気づかないまま判断していた自分の癖」をそっと教えてくれる号です。表面的な議論に疲れてきた人に刺さると思います。

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