
「お金の流れ」がたった1つの図法でぜんぶわかる 会計の地図
近藤 哲朗、沖山 誠、岩谷 誠治
ダイヤモンド社 / 202103
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この本について
仕事で数字を見るたびに、「結局、どこを押さえればいいんだろう」と手が止まることがあります。用語は知っているつもりでも、関係性がつながらなくて、自分の判断軸に落ちてこないまま時間だけが過ぎていく感じ。僕もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本がよかったのは、会計を“暗記するもの”ではなく、“世界を見るレンズ”として扱ってくれるところです。たとえば売掛金や在庫を時間軸で追うだけで、なぜ運転資金が必要なのかが腑に落ちるし、負債に対する見え方も変わります。さらに、時価と簿価のズレに目を向けると、数字に出ない「のれん」の存在が自然と理解できる。会社がなぜ利益を求める構造になっているのか、逆説的な発想がどこから生まれるのかも、図で追うと意外なほどスッと入ってきます。 会計そのものを神格化せず、「関係性が見えたら使える」という温度で語られているので、読み終わったあとに自分の仕事のどこを分解すればいいのか、具体的な手触りが残ります。数字を読むのが目的ではなく、数字を通して“これから起こりそうな逆説”まで考えられるようになるのが、この本の位置づけです。 自分の判断軸をつくりたいけど、専門書はどうしても途中で離脱してしまう人には、特に刺さる一冊だと思います。
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