
全図解 メーカーの仕事――需要予測・商品開発・在庫管理・生産管理・ロジスティクスのしくみ
山口 雄大, 行本 顕, 泉 啓介, and 小橋 重信
ダイヤモンド社 / 2021-09-28
この本について
仕事で数字を扱っていると、「なんでこの予測は当たらないんだろう」「そもそも何を見れば需要を読めるのか」と、ふわっとしたモヤモヤが残ったまま走り続けてしまうことが多いですよね。自分も部門ごとの言い分の違いに振り回されて、「結局どこが正しいんだ…」と悩んでいました。 この本を読んでスッと腑に落ちたのは、需要予測って“当てにいく技術”というより、“何をどう繋げて考えるか”の理解がまず必要なんだということです。粒度が大きいほど予測は当たりやすい、でも現場ではSKUで動く。だからこそ、どの単位で予測し、どう分解するかに意味がある。さらに、マーケ・営業・生産のあいだにあるバイアスまで明確に書かれていて、「そりゃズレるよね」と妙に納得しました。 また、新商品だけ誤差が跳ねる理由を“データがないから仕方ない”で終わらせず、どこまでなら精度を上げられるのかをナレッジの蓄積という現実的な視点で示しているのもありがたいところです。個人的には、需要予測が単なる数字づくりじゃなく、社内で最速の市場変化の察知になる、という考え方が仕事の見方を変えてくれました。 部門間の噛み合わなさに悩んでいる人や、「予測って何をすればいいのかよくわからない」と感じている人にはかなり刺さる本だと思います。自分と同じように、現場で迷いながら数字を扱っている人に届けばうれしいです。
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