
現代語訳 文明論之概略 (ちくま文庫)
福澤諭吉、齋藤孝
慶應義塾大学出版会 / 2018-02-08
累計読者数4
平均ハイライト数 11.8件/人
推定読了時間 約12時間16分
star総合評価 52/100
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この本について
最近、「自分の意見ってどこから来てるんだろう」とか、「議論になるとつい相手をねじ伏せたくなるけど、そもそも立ち位置が違うんだよな…」みたいな小さなモヤモヤを抱えることが多くて。仕事でも日常でも、価値観のズレに振り回される瞬間が続くと、自分の軸そのものが揺れている気がしてきます。 そんなときに読み返したのが『文明論之概略』でした。文明とか国論なんて大きな話に見えますが、ふたを開けると「人はみんな違う立場からものを見る」「議論には本位が必要」「相手の長所と短所を片目ずつで見る」みたいな、日々の人間関係に直結する視点が多いんです。特に、相手の意見を無理に自分の範囲に押し込めなくていい、という一節は、会議で考えをまとめるときにも心を軽くしてくれました。 もうひとつ大きかったのは、「文明は外形より精神が先にある」という感覚です。見栄えのよい正しさや効率を追いかける前に、自分の中にどんな“気風”を育てたいのかを問われているようで、行動の優先順位まで変わっていきます。食べ物のように、一度取り入れた考えは自分の一部になる。そう思うと、何を吸収するかにも自然と慎重になれました。 自分の意見を整えたいけれど、押しつけの正解には疲れている人。そんな人に、静かに効く一冊だと思います。
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出版社による紹介
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 福澤諭吉『文明論之概略』(明治8年)は、維新後の日本が迎えた新たな状況を文明史的に考究し、社会に向けて「まずは西洋文明を目指すこと」を説き、近代日本の名著のひとつに数えられている。しかし当時の知識人に向けた文章が現代人にはなじみにくい。本書は福澤研究の第一人者が正確に現代語訳し充実した注や解説を付した『口訳評注 文明論之概略』(弊社刊、1972年)を改題・再編集。日本で唯一の現代語訳版である。
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