
問いからはじめる教育史 有斐閣ストゥディア
岩下誠, 三時眞貴子, 倉石一郎, and 姉川雄大
有斐閣 / 2020-10
累計読者数3
平均ハイライト数 52.7件/人
推定読了時間 約6時間
star総合評価 75/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 57%
この本について
学校や教育の話になると、「これは昔からこういうものだから」と片づけられてしまって、本当にそうなのか分からないままモヤモヤが残ることがあります。通知表や制服、給食、さらには「誰が教育を受けるに値するのか」という線引きまで、気づけば現代の常識に自分も巻き込まれている。そんなときに歴史へ目を向けると、いま当たり前と思っている制度の“そもそもの背景”がじわっと浮かび上がってきます。 『問いからはじめる教育史』は、まさにその視点をくれる本でした。読者が保存していた「通知票をもらえた喜び」や「障害児が教育から排除されてきた歴史」といった部分は、教育が単なるスキル習得の場ではなく、“人として承認されること”と深く結びついてきたことを思い出させてくれます。また、給食が栄養改善ではなく戦時体制の一部として位置づけられた時期があったことや、公共空間のマナーが階級性と結びついてきたことなど、身近な制度の裏側が急に具体的な風景として立ち上がってきます。 この本のよさは、歴史を知識として並べるのではなく、「いま目の前の違和感とどうつながるのか」を丁寧に示してくれるところです。教育史が過去の物語ではなく、現代の制度とどう闘ってきたのか、その視点が読後に残る。自分が無意識に乗っていた“当たり前”を一度降りて見直したい人に刺さると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本の後に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
誰もが経験する教育、その歴史をひもとくことで何が見えてくるか。すべての市民に向け、学問としての教育史の意義と魅力を説く。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




