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三体問題 天才たちを悩ませた400年の未解決問題 (ブルーバックス)

三体問題 天才たちを悩ませた400年の未解決問題 (ブルーバックス)

浅田秀樹

累計読者数3
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star総合評価 41/100
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この本について

仕事でも日常でも、「正しいやり方で考えているはずなのに、どうにも前に進まない」という瞬間がけっこうあります。頑張っているのに、そもそもの前提や手段の選び方を間違えていただけなのかもしれない…と後から気づいて、ちょっと落ち込むあの感じです。 『三体問題』の話は、一見すると天文学や数学の専門の話ですが、読んでみると「手段を変えると世界の見え方が変わる」という、ごく普段の判断にもつながる視点をくれます。三体問題は“解けない”とされるけれど、その“解けない”とは何を指しているのか。どんな操作を許すのかをはっきりさせないと議論ができない。こういう姿勢は、仕事で複雑な課題に向き合うときにもそのまま効きます。また、天体の位置すら実は完璧には測れず、「観測できるのは方向だけ」という事実を知ると、僕らが扱っているデータも案外そういう“制約つきの現実”なんだよなと思えてきます。 さらに近似や逐次法の考え方も、完璧な解法がなくても手を動かし続ければ少しずつ精度を上げられる、という現実的な態度を教えてくれます。惑星の語源が「彷徨う人」だという話も、僕ら自身の姿と重なるようで、ちょっと救われました。 理屈を軸にしながらも、現実の“限界つきの判断”にモヤモヤする人に刺さる本だと思います。

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