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三体 (ハヤカワ文庫SF)

三体 (ハヤカワ文庫SF)

劉 慈欣, 大森 望, 光吉 さくら, ワン チャイ, and 立原 透耶

早川書房 / 2024-04-23

累計読者数39
平均ハイライト数 7.9件/人
推定読了時間 約5時間23分
star総合評価 51/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%

この本について

日々仕事をしていると、自分の判断がどこまで環境に左右されていて、どこからが自分の意志なのか分からなくなることがあります。状況が複雑になるほど、「正しい選択って何だろう」と立ち止まってしまう感じ、僕もよくあります。 『三体』を読んでいて刺さったのは、まさにその“環境に振り回される人間”の姿が徹底して描かれているところでした。歴史の荒波にのみ込まれていく葉文雪や楊衛寧たちの描写は、極端な状況ではあるものの、自分の置かれている職場や社会の縮図にも見えてきます。人間の行動が「悪なのか、それとも必然なのか」と揺れる視点に触れると、自分が普段見落としている要因がいくつもあることに気づかされます。 もう一つ印象に残ったのは、三体文明が「三体問題に解が存在しない」と証明するくだりです。どうにもならない状況を前にしたとき、人間はつい“どこかに答えがあるはずだ”と考えがちですが、そもそも解けない問題は存在する。その現実を受け入れたうえでどう動くか、という姿勢が、自分の仕事の判断にもじわっと効いてきました。自分の力では浮かび上がれない状況にいるときこそ、視点の置き方が変わる感覚があります。 だからこの本は、単なるSFの枠を超えて、「状況に押し流されながらも、自分の立ち位置を考え直したい人」に向いている気がします。自分が迷っているときほど、こういう物語が思考の余白を作ってくれるんですよね。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

太陽系に迫る三体世界の巨大艦隊に対抗する最後の希望は、四人の面壁者。人類を救う秘策は智子も覗き見ることができない、彼らの頭の中だけにある。面壁者のひとり、羅輯が考え出した起死回生の“呪文”とは? 一方、かつて宇宙軍創設に関わった章北海もある決意を胸に三体世界に立ち向かう最新鋭の宇宙戦艦に乗り組んでいた。全世界でシリーズ累計2900万部を売り上げたベストセラー『三体』衝撃の第二部。解説/陸秋槎
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