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三体2 黒暗森林 下 (ハヤカワ文庫SF)

三体2 黒暗森林 下 (ハヤカワ文庫SF)

劉 慈欣, 大森 望, 立原 透耶, 上原 かおり, and 泊 功

早川書房 / 2024-04-23

累計読者数11
平均ハイライト数 29.5件/人
推定読了時間 約5時間23分
star総合評価 70/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 37%

この本について

最近、物事の判断をするときに「結果ばかり気にして身動きが取れないな」と感じることが多くて、そんなときに思い出したのが『三体2 黒暗森林 下』でした。読者の方が保存していた箇所を眺めると、極端な喜びが一瞬で不安に変わる感じとか、責任と結果のあいだで揺れる軍人の独白とか、まさに自分たちの日常でも心当たりがあるところなんですよね。 この本が面白いのは、壮大な宇宙戦争の物語でありながら、人間の迷いや弱さをごまかさずに描いているところです。結果をコントロールできない場面でどう立つかとか、理想と現実の折り合いのつけ方とか、読者の方が刺さっていた引用はどれも「自分ならどうするだろう」と考えざるを得ないポイントばかり。暗黒森林という圧倒的な状況の中で、責任を果たすために静かに踏み出す姿には、現実の小さな選択にも通じる強さがあります。 それに、文明や社会のあり方についても、きれいごとだけでは済まない揺らぎが描かれています。人道主義と生存、信念と恐怖、そして技術への陶酔と限界。読んでいると、いまの世界で自分が何に目を奪われ、何を見逃しているのかをふと振り返らされるんです。物語としてのスケールは圧倒的なのに、返ってくる感情は妙に身近で、そこがこの巻の魅力だと思います。 こういう「自分の弱さごと物語に巻き取られたい人」には、とくにしっくりくると思います。宇宙の話なのに、読み終えるとちょっとだけ自分の判断や行動に芯が通るような一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

太陽系に迫る三体世界の巨大艦隊に対抗する最後の希望は、四人の面壁者。人類を救う秘策は智子も覗き見ることができない、彼らの頭の中だけにある。面壁者のひとり、羅輯が考え出した起死回生の“呪文”とは? 一方、かつて宇宙軍創設に関わった章北海もある決意を胸に三体世界に立ち向かう最新鋭の宇宙戦艦に乗り組んでいた。全世界でシリーズ累計2900万部を売り上げたベストセラー『三体』衝撃の第二部。解説/陸秋槎

目次

死神永生. 下
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