
新しいセックス (扶桑社新書)
BETSY and 喜田 直江
この本について
セックスの話って、相手とどれだけ仲が良くても、どこか「なんとなく」で済ませがちですよね。言わなくても伝わるはず、流れでなんとかなるはず、みたいな。でも実際は、うまくいかない理由がどこにあるのかも言語化できず、相手の気持ちも自分の気持ちも置き去りになりがちです。そういうモヤモヤを抱えたまま続けるのって、けっこうしんどいです。 この本が面白いのは、いわゆるテクニック本というより、「相手とちゃんと分かり合うための具体的な行動レベルの手がかり」が丁寧に書かれているところです。例えば、キスひとつとっても、唇の当て方や圧のかけ方を通して、自分の体がどう反応しているかを確かめられるようになるし、刺激の強さは最初ゼロから始めるべき、という発想も、経験値に頼りがちな人ほど気づきにくい視点だと思います。さらに、「言葉なんていらない」は幻想で、むしろ小さな声かけや確認を積み重ねることで信頼が育つ、という話は、自分のコミュニケーションを見直すきっかけになります。 読んでみて、セックスを“なんとなくの作業”にしないための基準が、少しずつ見えてくる感じがありました。いきなり全部を実践する必要はなくて、まずは「今のこれは気持ちいい?」と短く尋ねてみるとか、相手のいいところをひとつだけ言葉にしてみるとか、その程度でも関係性が変わるんだと思います。 相手の気持ちが“わかったつもり”になっている気がする人、本当はちゃんと話したいのに言葉を飲み込んできた人には特に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
読書の順序
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