
INTEGRITY インテグリティ―正しく、美しい意思決定ができるリーダーの「自分軸」のつくり方
岸田 雅裕
東洋経済新報社 / 2021-07-30
この本について
仕事で判断に迷ったとき、自分の中の基準がぶれたり、人の意見に振り回されたりして、「これで良かったのか」と後からモヤモヤすることってありますよね。僕も同じで、特にうまくいかなかったときほど、つい環境や人のせいにしたくなる瞬間があります。でも結局それをやっても前に進めず、「じゃあ自分はどう動くべきだったんだろう」と考え直すしかない。そんな壁にぶつかっていたときに出会ったのが、この『インテグリティ』でした。 この本が良いと思ったのは、綺麗ごとではなく、「誠実さをどう意思決定に落とし込むか」を地に足のついた形で語ってくれるところです。自責で考えることのしんどさにも触れつつ、そこから次の一手を探す姿勢こそがインテグリティを育てる、と書かれているのがすごく現実的でした。また、知識を“明日の判断”にちゃんと使うことや、同じテーマを定点観測して自分の見立てを持つことなど、「軸をつくる具体的な習慣」がここまで言語化されている本は意外と少ないと感じます。組織の中で真摯さがどれほど露骨に効くのかにも触れられていて、読んでいて耳が痛い部分もありました。 特に、「他人ではなく自分の判断基準で仕事を積み上げたい」と思っている人には、かなり刺さるはずです。僕自身、この本を読んでから、日々の小さな選択に“どちらが自分の基準に近いか”を問い直す癖がつきました。派手なテクニックではないけれど、長く効いてくる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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