
Day 1〈デイ・ワン〉 毎日がはじまりの日
ジャスパー・チャン
この本について
仕事でも日常でも、昨日うまくできなかったことを今日も引きずってしまう時ってありますよね。自分の判断が正しいのか、そもそも考え方の軸がズレていないか…と迷い続けてしまうあの感じ。ただ、そこで止まったままだと、挑戦も改善もなかなか進まない。僕自身、同じ場所でぐるぐる回っているような時期が長くあったので、その気持ちはよく分かります。 『Day 1』は、そういうモヤモヤを無理に鼓舞して突破させる本ではありません。むしろ、毎日を「最初の日」として捉え直すための考え方が淡々と積み上がっていて、読みながら自分の思考が少しずつ解凍されていく感じがありました。たとえば、企画を検討するときにいきなり手段から入らず、まずPRとFAQを書くという話。お客様の立場に立てているか、自分の思い込みが混ざっていないかが自然とあぶり出されて、判断の迷いが整理されていきます。また、「Two way door」の考え方も刺さりました。一度決めたら引き返せない前提で動くほど、逆に挑戦の幅が狭くなるという指摘は、自分の行動の小ささに気づかされます。 さらに、この本はテクノロジーとの関わり方にも現実的です。AIや仕組みに任せられる部分は任せ、人間はより洞察が必要な場所に集中する。Let machines fail という姿勢も、完璧を求めて動けなくなる癖をほどいてくれるようでした。 「昨日の判断が今日も正しいとは限らない」という視点に、少しでも心がざわついた人には響くと思います。毎日の仕事の中で、判断の軸を整えたい時にそっと効いてくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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