
伊藤忠――財閥系を超えた最強商人
野地 秩嘉
ダイヤモンド社 / 2023-01-18
累計読者数12
平均ハイライト数 13.5件/人
推定読了時間 約5時間11分
star総合評価 58/100
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この本について
仕事で「何が正解なのか分からないまま動いている感じ」が続くと、自分の判断がこれでいいのか不安になりますよね。特に、新しいことを仕掛けたいのに、組織の構造や慣習に足を取られてしまうと、前に進む気力すら薄れてしまうことがあります。僕自身もその壁にぶつかるたびに、視野の狭さを痛感していました。 この本は、そんな行き詰まりに対して派手な成功論を提示するわけではなく、伊藤忠という組織が時代ごとにどう迷い、どう転換し、どんな仮説で動きながら失敗と修正を繰り返してきたかを淡々と描いています。読んでいて一番効いたのは、「虹を見つけに行く」という近江商人の姿勢が、結局は現場で点を拾い続ける地道さとセットだったことです。あと、若さや新しさに価値が置かれ始めた戦後の変化をどう組織が掴みにいったかや、コンビニ物流のように“自分たちの視点で構造ごと変える”発想も、日々の仕事に引き寄せて考えやすい部分でした。 結局、商社の人だけに向けた話ではなく、「自分の強みに基づいて新しい組み合わせを作るしかない」という現実を描いている本です。抽象的な勇ましさではなく、歴史と具体的な判断の積み重ねを追いかけることで、少しだけ前に進む勇気をもらえます。組織の中で新しいことを始めたいけれど動き方が見えない人には、刺さるところが多いと思います。
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出版社による紹介
ファミリーマート、エドウィン、ヤナセなど、多くの人が知る企業を子会社にもつ伊藤忠商事。総合商社にあって、三菱商事や三井物産とは一線を画す戦略で業界トップにのし上がった同社の160年超の歴史を、関係者への徹底取材で解き明かした。
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