
機龍警察 白骨街道 (ハヤカワ・ミステリワールド)
月村 了衛
早川書房 / 2021-08-18
累計読者数3
平均ハイライト数 2.3件/人
推定読了時間 約6時間35分
star総合評価 31/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 18%
この本について
人と関わっていると、相手の「偏見」や「思い込み」にぶつかって、どうしようもない気持ちになることがあります。頭では理解しようとしても、理屈が通じない場面ってありますよね。自分の中にも同じような凝り固まりがあるかもしれないと思うと、余計にややこしくなる。 『機龍警察 白骨街道』の抜粋を読むと、まさにそのどうしようもなさに真正面から触れていて、妙に胸に居座ります。学歴も経験も関係なく、人は簡単に憎しみに傾くし、しかもそれは「特別な誰か」じゃなくて、ごく普通の、知性的に見える人の中にもある。その描写がやけにリアルで、海外の紛争地だけでなく、日本の日常にも落とし込めてしまうところが怖いけれど、どこか救いでもあるんです。 この作品が効いてくるのは、まず「人間の暗い部分を、表面的に綺麗にしようとしないところ」。それから、偏見が生まれる環境や空気感まで丁寧に書き込まれていて、自分の感情の動きを少し俯瞰できるようになるところ。そしてもう一つ、登場人物たちがその状況の中でどう踏ん張るかを見ることで、自分の立ち方を考えるきっかけになるところ。どれも即効性はないけれど、じわっと効いてくる感じです。 「人はなぜ憎しみに流れるのか」を真正面から見たい人に刺さる一冊です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
国際指名手配犯の君島がミャンマー奥地で逮捕された。日本初となる国産機甲兵装開発計画の鍵を握る彼の身柄引取役として官邸は警視庁特捜部突入班の三人を指名した。やむなくミャンマー入りした三人を襲う数々の罠。沖津特捜部長は事案の背後に妖気とも称すべき何かを察知するが、それは特捜部を崩壊へと導くものだった……傷つき血を流しながら今この時代と切り結ぶ大河警察小説、因果と怨念の第6弾。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




