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ESGの「見えざる価値」を企業価値につなげる方法 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文

ESGの「見えざる価値」を企業価値につなげる方法 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文

柳 良平 and DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部

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この本について

仕事で「結局どこまでESGに向き合えばいいのか」とモヤっとすることが、僕はよくあります。理念やパーパスが大事だと言われても、現場では数字のプレッシャーが先に来るし、非財務資本なんて言われても実感を持ちづらい。頭ではわかるけれど、行動につながる“納得感”が足りない、そんな感覚です。 この本がよかったのは、ESGをふわっとした理想論ではなく、企業価値にどうつながるのかを具体的に示してくれるところでした。たとえば、PBRの1倍を超える部分には「見えない価値」が織り込まれているという視点は、日々の意思決定をどう積み上げるかを考えるうえで腹落ちしやすいです。また、ガバナンスを土台に据えることで初めてEやSへの投資が価値になるという話は、表面的な取り組みでごまかせない現実を突きつけられる感じがあります。さらに、エーザイが理念を定款に入れた事例は、「言うだけ」から「仕組みとしてやる」に変わると従業員や株主の動きまで変わるという、かなり現実的な示唆がありました。 ESGをきれいごとで終わらせたくない人、あるいは「非財務って結局どう価値に変わるの?」と感じている人には刺さると思います。目に見えないものを扱う以上、万能の答えはないけれど、どこから手をつければ企業価値につながるのかを考えるうえでの足場をつくってくれる一冊でした。

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