
今さら聞けない中小企業経営のイロハを学ぶ やさしい経営改善の教科書
田中孝樹
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2021-09-17
この本について
経営の数字を追っていると、会議がただの「報告の場」になってしまって、結局なにも変わらないまま時間だけが流れていくことってありませんか。売上が未達でも、「頑張ります」で終わってしまうあの空気。頭では良くないとわかっていても、じゃあどう改善すればいいのかとなると急に霧が出たようになる。僕自身、同じところでずっと悩んでいました。 この本が良かったのは、「何を見て、どう判断して、どう動けば会議も現場も変わるのか」が、すごく現実的に書かれているところです。例えば、予実管理をするだけで会議の中身がガラッと変わる話。未達の理由をその場で考えるんじゃなくて、事前に状況を把握し、要因を分析して、対応策まで落としておく。その当たり前をどうやって仕組みにするのかが、とても丁寧に書かれています。また、営業の数字が動く理由を「現場を観察するしかない」と断言していて、机上で考え続けて迷子になる癖がある自分にはかなり刺さりました。 さらに印象的だったのは、社長や責任者が「数字を理解していないと会社は持たない」と、かなり踏み込んで語られている点です。ただ厳しいだけじゃなく、実際にどう分担し、どう小さなルーティンに落とし込めば現実的に回るのかまで書かれているので、読みながら「これならウチでもできるかも」と自然に思えるつくりになっています。 数字や会議運営にモヤモヤし続けている中小企業の経営者や管理職の方には、とても実用的に響くと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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