
ダイバーシティが企業にもたらす真の利益 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
ロビン・J・イーリー, デイビッド・A・トーマス, and DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
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この本について
ダイバーシティの話になると、「結局、人数を増やせばいいの?」とか「数字だけ追っても現場がしんどいだけでは…」みたいなモヤモヤがつきまといます。僕自身、制度や採用をいじるだけで成果につながる気がしなくて、どこか腑に落ちないまま関わってきました。 この本が助かったのは、相関と因果をごちゃまぜにしない視点を徹底してくれたことです。女性役員が増えたから業績が上がる、という単純な話ではなく、実際は「議論ができる空気があるか」「職位の差が人種と結びついていないか」「学習を大事にする文化が全体に根付いているか」みたいな“土壌”が整っていないと、多様性そのものがむしろ逆効果になることまで示しています。数字よりも、チームがどう機能するかを一度立ち止まって考えるきっかけになりました。 特に刺さったのは、リーダーの役割を「信頼の構築」と「権限構造の見直し」として捉え直しているところです。多様性を“経済効果のための装置”扱いにすると意識が薄まり、バイアスを強めることさえある。だからこそ、成功の概念に公平性や尊厳まで含める必要があるという指摘は、現場感のある人ほど響くと思います。 組織づくりで「多様性を活かすって結局どういう状態?」と悩んでいる人に刺さる一冊です。
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