
要点で学ぶ、ロゴの法則150
生田 信一, 板谷 成雄, 大森 裕二, 酒井 さより, シオザワヒロユキ, and 宮後 優子
ビー・エヌ・エヌ / 2021-12-15
この本について
ロゴに関わる仕事をしていると、「なんとなく違和感があるけど理由が言語化できない」とか、「色や書体の選択を説明できずに自信が持てない」といったモヤモヤがつきまといます。自分でも感覚だけで判断しているところがあるな、と思う瞬間が何度もありました。 この本は、その曖昧な部分に小さく光を当ててくれる感じがあって、読みながら「だから自分はこのロゴに違和感を覚えたのか」と腑に落ちる場面が多かったです。たとえば、日本色彩研究所の調査でオリーブが嫌われやすい色だという話は、色選びの根拠としてかなり実務的に役立ちますし、小文字ロゴが優しい印象を持たれる理由も、曲線の多さという構造的な説明が入るだけで納得感が変わります。さらに、ダイナミック・ロゴやグラフィック・エレメントの扱いのように、最近の動きを整理してくれる章は、日々のデザイン判断にそのまま落とし込めました。 個人的には、商標の確認に J-PlatPat をどう使えばいいのかまで触れてくれているのがありがたくて、アイデアを考える段階で「これはいけそうか」を早めに見極める習慣がつきました。サインやピクトグラムとの役割の違いも、曖昧になりがちな境界線を一度整理しておくのにちょうどいい内容です。 ロゴづくりに「もう少し説明できる自分になりたい」と感じている人に静かに刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの75%が集中しています。
読書の順序
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