
美しいブランドのつくりかた 400件の実績から編み出した「シバジム」式コンセプトの作法
柴田陽子事務所
この本について
ブランドづくりに関わっていると、「結局どこから手をつければいいんだろう…」みたいな迷いがずっとつきまといませんか。コンセプトを言語化しようとしても抽象的になったり、関係者の意見に合わせすぎて自分でも何を軸にすべきか見失ったり。僕自身も、プロジェクトが動き出すほど考えることが増えて、判断の基準が曖昧になる瞬間がよくあります。 この本が助けになるのは、ブランドを“好きと言ってくれるファンが生まれる状態”としてとても具体的に捉えているところです。タッチポイントを細かく分解して「どこにどういう意図を込めるのか」を整理する感じや、競合や市場の中で何を個性として扱うべきかを現実的に見ていく姿勢が、とても使いやすい。さらに、内部のメンバーが心から共感できるかどうかを大事にする話が、現場での説得や調整にそのまま効きます。迎合ではなく、理由とセットで伝える必要性が書かれているのも、日々悩むポイントに刺さる人は多いと思います。 読みながら感じたのは、「ブランドとは特別な企業だけが持つものではなく、らしさを持ったかたまりなんだ」という視点の切り替えでした。だからこそ、自分のプロジェクトでも“選ばれる理由と、選ばれない理由”を一度丁寧に見直してみようと思える。感性を磨く話や、写真一枚の選び方に理由をつける姿勢など、実務の細部で効く考え方も多いです。 自分のブランドが何者なのか言葉にできずに悩んでいる人、あるいはコンセプトづくりの「根拠」を持ちたい人には、かなりしっくりくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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