
デジタル・ブランディング――世界のトップブランドがいま実践していること
パブロ・ルビオ・オルダス
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2022-10-28
この本について
仕事でブランドづくりに関わっていると、「結局ブランドって何なんだろう」と手が止まる瞬間がありませんか。自分では良いと思って作っても、ユーザーにはまったく別の印象で受け取られたり、社内でも目的や表現の粒度が揃わなかったり。僕もそこがずっとモヤモヤしていました。 この本の抜粋を読んでいると、保存された箇所がかなり偏っていて、まさにその「ブランドの正体を言語化できないストレス」に刺さっているんだと思います。ブランドは自己主張ではなく、他者の中に生まれる“期待”であり“評判”である、という説明は、実務の現場で何度も思い知らされてきた視点でした。また、Whyから語らないと人は動かないという話や、企業が目的を定義しない限りトップブランドにはなれないという指摘も、戦略づくりに悩む人ほど重く響くはずです。 さらに、この本の良いところは、理論止まりではなく、「タイポグラフィひとつで会社の印象は変わる」「社員をエンパワーすることがブランドの一部になる」といった、日々の判断に直結するレベルの話まで落ちてくる点です。ブランドって結局、ロゴかコピーか…と狭く考えていた視野が、一段引き上げられる感覚がありました。 ブランドとは何かを根本から捉え直したい人、そして中途半端にわかった気になっている状態を脱したい人に静かに効く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
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