
TEAM PERFORMANCE チームパフォーマンスの科学
橋本竜也
幻冬舎 / 2021-12-27
この本について
リーダーをしていると、「自分がもっと正解を示せれば…」とか、「みんなの様子が見えなくてチームの状態が判断しづらい…」みたいなモヤモヤがつきまといます。コロナ以降は特に、以前うまくいっていたやり方が急に通用しなくなる場面も増えて、正直どこを整えればいいのか分からなくなることがあります。僕自身、指示を増やしても状況が良くならず、逆に余計にチームの手応えがなくなる感覚に悩んでいました。 この本が助けになるのは、個々人を頑張らせるよりも「水槽の水」を整えることが結果として全員の力を引き出す、という視点を具体的に示してくれるところです。状態の見えにくさをどう定量的に扱うか、リーダーが“全部分かっていない”前提でどうふるまうか、情報をガラス張りにすることがなぜ信頼につながるのか。どれも現場で「ああこれ、確かにあるな…」と腹落ちする内容で、読みながら自分のチームの様子を思い浮かべずにはいられませんでした。 特に、存在承認の欠如でパフォーマンスが下がる仕組みは、リモート下でぎくしゃくした経験がある人なら刺さると思います。“成果や行動の評価”より前に、“自分はここにいていいんだ”という手応えをどう作るか。その重要性を言語化してくれるだけでも、次の一歩が少し見えました。 指示の量を増やすより、メンバーの力を引き出すほうが結果的にチームが前に進むはずだと分かってはいる。でも実際にどう変えればいいのか迷っている人にこそ届く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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