
世界一面白くてお金になる経済講座――知識ゼロからはじめる投資のコツ
南 祐貴
ダイヤモンド社 / 2022-03-29
この本について
投資の本って読んでも、結局なにから始めればいいのかはっきりせずに時間だけが過ぎていく…そんな感覚、僕もずっとありました。周りがS&P500だの不動産だの言い始めると焦るのに、自分の中では判断材料が足りないまま。特に「この選択って本当に安全なのか?」という不安は、小さく見えてずっとつきまといます。 この本は、その不安の正体をひとつずつ丁寧にほどいてくれる実用書です。「信用取引は短期で勝負する仕組みだから長期投資と相性が悪い」「大型IPOは期待値が低い」「高配当は“餌”として使われることがある」など、なんとなく“良さそう”と思っていた事柄の裏側まで、現場の視点で説明してくれます。さらに、ドルコスト平均法やS&P500といった王道の考え方も、仕組みから腹落ちするように描かれているので、無理に気合を入れなくても「これなら続けられるかも」と自然に思えてくるんですよね。 もうひとつ意外だったのは、不動産のパート。築年数や立地の「歪み」をどう読むか、空室リスクが唯一にして最大である理由、比較をサボる人が損をする構造など、生活の延長線で理解できる視点が多くて、投資=金融だけじゃないんだと腑に落ちました。生活とお金がどうつながっているかを実感できるので、「投資の判断って結局は現実の話なんだ」と落ち着いて考えられます。 投資に“興味はあるのに一歩目が踏み出しづらい人”、あるいは“情報が多すぎて混乱している人”には特に刺さると思います。派手な成功話ではなく、地に足のついた視点が欲しいときにちょうどいい一冊でした。
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多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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