
「話が通じない」の正体―共感障害という謎―(新潮文庫)
黒川伊保子
新潮社 / 2022-02-28
累計読者数3
平均ハイライト数 6.3件/人
推定読了時間 約4時間29分
star総合評価 48/100
boltライト読書型
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この本について
仕事でも家庭でも、「なんでこの人には当たり前が通じないんだろう…」と立ち止まることがあります。相手の問題なのか、自分の伝え方なのか、判断がつかないまま疲れてしまうあの感じ。僕自身もずっとそこでもがいてきました。 この本は、そういう“噛み合わなさ”を性格や世代感で片づけず、脳の認知モデルの違いとして説明してくれます。たとえば、相手が「暗黙の当たり前」を拾えないのは怠慢ではなく、そもそも「風景から必要な所作を切り出せない」脳の特性ゆえだという視点。あるいは、地域や文化によって“勧められたらどう返すか”がまったく違うという具体的なエピソードは、コミュニケーションの前提が人によってこんなにも異なるのかと素直に驚かされます。理解できない相手に苛立つ前に、「この人はどういう認知の世界で生きているんだろう」と一歩引いて考える余裕をくれる本でした。 特に、部下や同僚とのやり取りで「説明しても伝わらない」と感じる人には、仕組みを知るだけで肩の力が抜けると思います。相手を変える本ではなく、自分の見え方が少し整う本です。刺さるのは“人間関係の摩耗でそろそろ限界を感じている人”だと思います。
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出版社による紹介
上司はわかってくれない。部下は話が通じない。夫とは一緒にいるだけでイラつくし、二人でいるのに孤独......。これらはすべて「共感障害」が原因だ。脳の認識が違うため、他人が「普通にやっていること」が理解できず、結果周囲から誤解され、軋轢を生んでしまう人たちが存在するのだ。このような共感障害者と柔らかな人間関係を築くためにすべきこととは。脳科学から解き明かす驚きの真相。
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