
前向きに生きるなんてばかばかしい 脳科学で心のコリをほぐす本
黒川伊保子
マガジンハウス / 2018-04-12
累計読者数14
平均ハイライト数 13.4件/人
推定読了時間 約2時間14分
star総合評価 55/100
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この本について
最近、「前向きでいなきゃ」とか「失敗したら終わり」とか、自分でもよくわからない基準に振り回されている気がすることってありませんか。私もまさにそのタイプで、気づけば“正しいはずのルート”にしがみついて、脳みそがずっと緊張している感じがありました。そんなときに読んだのが、この本でした。 効いたのは、まず「失敗の扱い方」がまるで違うところ。著者が紹介するイタリアの感覚では、失敗は“経験が増えて安全になるイベント”で、むしろ途中でやめるほうがもったいない。仕事でミスすると落ち込んで動けなくなる私には、この視点の転換がかなり救いでした。また、“脳が立ち止まりたがっているサイン”に気づくという話も、妙に腹落ちしました。やる気が出ない日を「怠け」と切り捨てるんじゃなくて、脳のメンテ時間として扱っていいと思えたのは大きいです。さらに「人に好かれようとしすぎると、誰の心にも残らない」というくだりは、いい人でいようとして迷子になりがちな人には刺さるはずです。 全体として、この本は“前向きになれ”と押してこないところがいいんですよね。むしろ、今の自分の感覚や直感を無視しすぎてないか、そっと問い直してくれる。仕事でも子育てでも、日々いっぱいいっぱいで、「自分の声」がどこかに消えた気がしている人に向いていると思います。
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出版社による紹介
この本は『心の断捨離』をしてくれました。それも痛快に!ーー望海風斗さん(俳優) 答えは自分の中にあるじゃないか!と、素晴らしい気付きを与えてくれます。 ーー和田明日香さん(料理家・食育インストラクター) スティーブ・ジョブズの生き方は、脳科学的に正しかった! AI研究者が解き明かす、本当の自分を生きる力。 「本当」の素敵な自分に会いたくて、素敵な努力を重ねていることが、 自分をドツボに追い込んでいないだろうか。 自分に合わない目標で、自分を壊していないだろうか。 誰よりも長けていたくて、罠にはまる。自己啓発の罠である。 この本は、おそらく自己啓発本の中に置かれると思う。 けど、「前向きで、戦略的で、たゆまぬ努力をし、実行力があり、夢があり、 人に感謝する」系の自己啓発本を蹴散らす本なのだ。(ごめんあそばせ)(ほほほ) −−−本書「はじめに」より
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