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キャッシュレス決済競争の未来予想図: QRコード決済の不都合な真実とやせ我慢の構造

キャッシュレス決済競争の未来予想図: QRコード決済の不都合な真実とやせ我慢の構造

マーケティング視点で読解力を高めるノート

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この本について

キャッシュレスの話題って、なんとなく「便利になったよね」で片付けがちですが、実際は、どのサービスが生き残るのか、なぜあれほど還元合戦が続くのか……と、背景を考え始めると一気に霧が深くなるんですよね。店側が手数料を嫌がるのもわかるし、事業者が赤字を垂れ流す理由もつかみきれないまま、「まあPayPayでいっか」と使っている自分にモヤモヤしていました。 この本は、そのモヤモヤを現実的な話でほぐしてくれました。例えば、読者が保存していた抜粋にもありますが、手数料1%未満じゃないと使いたくない利用者が半数近い、という時点で事業者に値上げの余地はほとんどない。だから還元キャンペーンを続けざるをえないし、赤字覚悟の“やせ我慢”で市場に居座り続けるしかない、という構造が淡々と説明されます。また、あの大規模な還元競争が「サービスの不便さを補うため」という逆説的な理由だったことも、日常の選択が急に違う角度で見えました。 読んでみると、ぼくら利用者が見ている“便利さ”や“お得さ”の裏側で、事業者がどんな計算をしているのかが手触りとしてつかめます。特に、複数社が赤字に耐えながらIDとデータをつなぎにいく構図は、業界のニュースを追っているだけでは絶対に見えてこない部分でした。 「とりあえず使ってるキャッシュレスの仕組みを、もう少し踏み込んで理解したい人」に刺さる一冊だと思います。自分の家計の選び方や、仕事でデジタルサービスに関わるときの視点が静かにアップデートされる本でした。

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