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千年の読書:人生を変える本との出会い

千年の読書:人生を変える本との出会い

三砂 慶明

誠文堂新光社 / 2022-01-14

累計読者数8
平均ハイライト数 10.9件/人
推定読了時間 約3時間35分
star総合評価 55/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 41%

この本について

日々のあれこれに押されて、目の前のことしか考えられなくなるときがあります。選択肢が狭まっていく感じがして、でも何をどう広げればいいのかも分からない。そういうときに考えるための軸そのものが欲しくなることがあるんですよね。 『千年の読書』は、そういう“軸を失ったとき”の足場みたいな役割をしてくれる本でした。たとえば、逆境の中で教養が避難所になるという古代の言葉や、眠れなかった夜だけが記憶に残るという静かな観察は、今の自分の感情をそのまま肯定してくれる感触があります。あるいは、複数の視点を持つことが自由につながるというエピソードは、思い込みで固まっていた頭を少しゆるめてくれる。さらに、他者の経験に触れながら「人生に答える」というフランクル的な視点に引き戻してくれるのも、この本の大きな効き目です。 どれも即効性のある“正解”ではなく、少しずつ視界を広げてくれる小さな灯りのような話ばかりで、読んでいると自分の考え方にゆっくり余白が生まれてきます。自分の世界が狭まっていると感じるときに、思想・科学・文学がこんなふうにつながるのかと気づかせてくれるのも、この本ならではでした。 自分の思考の癖に息苦しさを覚えたことがある人、あるいは心の居場所をつくる方法を探している人には、きっと静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

◆推薦コメント◆ 読書を愛する人は、本について語り合うのも大好きだ。三砂さんと一緒に喫茶店に行き、いろんな話をしたくなった。 ――佐渡島庸平(株式会社コルク代表取締役) 本と実人生は、こんなにも近い。ひりひりするような切実と熱に驚かされた。 ――平松洋子(エッセイスト) 三砂さんの読書遍歴と思考を辿りながら、みるみると自分の生きるこの瞬間が愛おしくなりました。 輝く命の連なりのなかで、僕も本を読み、言葉をつづりたい。そういう思いでいっぱいです。 ――後藤正文(ミュージシャン) ◆内容紹介◆ 「シェイクスピアはマーロウがいなかったら、マーロウはチョーサーがいなかったら、チョーサーは無名の詩人たちが道を拓き、生のままの粗野な言葉づかいを直していなかったら書けなかった」―ヴァージニア・ウルフ 私たちが何気なく本屋で手に取る一冊は、実は人類の悠久の歴史と地下水脈のようにつながっています。 そして私たちが千年前に書かれた『源氏物語』に共感したり感動したりできるのは、「本」というメディアが存在するからです。 本には人の人生を変えるほどの力があります。俳優を目指していた著者の友人は、サン・テグジュペリの『夜間飛行』を読み、パイロットになることを決意しました。 本書は、人気イベント兼冊子「読書の学校」発起人であり、梅田 蔦屋書店で人文コンシェルジュを務める書店員・三砂慶明氏による、とてもパーソナルで、それゆえに普遍的な、本をめぐる考察。 なぜ、本には人生を変えるほどの大きな力があるのか。 そしてどうしたらそんな本に出会うことができるのか――。 雑誌「サンガジャパン」に2016年から5年間連載した内容を凝縮し、さらに大幅に加筆しました。 「生きづらさ」「働き方」「お金」「食」「幸福」「死」といったテーマで各章を構成。 250冊を超える古今東西のおもしろい本を縦横無尽に紹介する読書エッセイ。 本を通した世界の見方、そして「人生を変える一冊」に巡り合うためのヒントを紹介します。
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