
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 人物編
デイヴィッド・S・キダー, ノア・D・オッペンハイム, and パリジェン聖絵
文響社 / 201904
累計読者数21
平均ハイライト数 29.8件/人
star総合評価 64/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 13%
この本について
最近、知識を広げたいと思いつつ、何から手をつければいいのか分からないまま時間だけ過ぎていく……そんな感覚が続いていませんか。勉強したい気持ちはあるのに、専門書を開くほどの気力はない。けれど、薄っぺらい雑学だけ増えるのも違う。自分もそういう時期が長くあって、気づけば「視点をくれる本」を探していました。 この本は、ただ偉人のエピソードを並べるだけじゃなく、人間の考え方や価値観がどんなふうに積み重なってきたのかを、日々の小さな読み時間で拾えるのがいいところです。例えば、タレスの日食予測の話を読むと、「人はいつから自然を“理解しよう”としたのか」が具体的に見えてくるし、カントが互いに時計を合わせていた笑い話みたいな逸話からは、「正しさの基準って案外あいまいなんだよな」と妙に実感が湧きます。イムホテプやアメンパヌファのように、教科書に出てこない人物の話が混ざっているのも、思考の幅を広げてくれます。 「新しい視点がほしいけど、難解な思想書には挫折しがち」という人には特に向いています。1日1ページで、知らない時代の人間の判断や癖や迷いに触れていくと、自分の悩みが少しだけ相対化されていく感覚があります。大げさな変化を約束する本じゃないけれど、読み進めるほど、自分の思考の土台がじわっと厚くなるタイプの一冊です。
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