
「やりたいこと」が次々見つかる! 自分らしく生きている人の学びの引き出し術
尾石 晴
KADOKAWA / 2023-09-13
この本について
やりたいこと探しって、焦るほど見えなくなることが多いですよね。まわりが「好きなことで生きていく」みたいな話をしていると、自分だけ取り残されているような気がしたり。でも、実際のところ「やりたいことをひとことで説明できる人」ってそこまで多くないし、私も正直その一人です。 この本が面白いのは、やりたいことを「発掘するもの」として扱っていないところです。抜粋にもある通り、著者はまず“自分のアンテナが何に反応しているのか”を拾っていくことを勧めています。違和感を書き留めたり、日々の行動のログをとったり、誰かから褒められた小さなポイントを思い出したり。その積み重ねが、あとから自分の学びの傾向や資質の形をくっきりさせてくれる。これは読んでいて、私自身が日々感じていた「気づきが断片のまま消えていく」モヤモヤにすごく効きました。 もう一つ印象的だったのは、幸せをゴールではなく“状態の積み重ね”と捉えている点です。最終形を決めてそこに一直線、ではなく、「おもしろそうだと思ったこと」を試着するようにやってみる。その過程で得たスキルや経験が重なっていくことで、後から自分のパターンが見えてくる。この感覚は、完璧な計画を立てようとして動けなくなるタイプの人には特にしっくりくるはずです。 やりたいこと迷子の人だけでなく、「学んでいるのに、自分にちゃんと返ってきている気がしない」と感じている人にも合うと思います。大げさな自己改革ではなく、日常の中にある小さな気づきを拾い直すところから始めたい人に向いている一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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