
いかにして問題をとくか
G.ポリア and 柿内賢信
丸善 / 1999-04-15
この本について
仕事でも勉強でも、目の前の課題をなんとか片づけた瞬間に「はい終わり」と本を閉じてしまうこと、けっこうありますよね。僕もずっとそうで、あとから同じような問題に出くわしても、なぜか毎回ゼロから迷い始める…ということが続いていました。 『いかにして問題をとくか』を読んで気づいたのは、問題を解く力って“知識量”よりも“扱い方”のほうがずっと重要なんだということです。解けたあとに振り返ることをサボっていると、せっかくの経験が定着しないまま消えていくし、逆に「わからないのはどこか」「何が条件なのか」と自分に問い直す癖があると、思考の筋道が少しずつ太くなっていく。本書はその当たり前だけど忘れがちなステップを、具体的な行動レベルまで落として説明してくれます。 特に感じたのは、問題解決って才能より“手順に慣れる”ことが大事だという視点です。水泳のように、最初は真似からでいいし、計画が多少あいまいでも持っているだけで迷子になりにくい。そして解き終わったあとに道筋を見返すことで、関連する別の問題にも応用しやすくなる。自分の思考の癖がどこにあるかにも気づきやすくなりました。 「毎回同じところでつまずく」「もっと考える力を鍛えたいけれど、何からやればいいかわからない」という人には、静かに効く本だと思います。僕自身まだ迷いながらですが、この本に書かれている問いかけを日々の作業に持ち込むことで、思考が少しだけ整理されるようになりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
読書の順序
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