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AI研究者と俳人 人はなぜ俳句を詠むのか

AI研究者と俳人 人はなぜ俳句を詠むのか

川村秀憲 and 大塚凱

累計読者数3
平均ハイライト数 24件/人
推定読了時間 約4時間10分
star総合評価 57/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 27%

この本について

仕事でも日常でも、人の言葉をどう受け取るかでズレが生まれることがあります。「あの人の意図はどこにあったんだろう」「自分が見ている世界って、人と同じなのかな」といった小さな不安を、私もよく抱えます。そんなときに読んで、少し呼吸が整ったのがこの本でした。 俳句という一見ミニマルな表現の中で、作者が世界をどうエンコードし、読者がどうデコードするのか。そこに人と人の「世界の擦れ合い」があるという視点が、妙に腑に落ちました。たとえば季語が情報を折り畳む装置として働く話や、句を読むときに使う共有知識が実は信頼そのものだという指摘は、日常のコミュニケーションにそっくり重なります。さらに、作者の意図よりも“手つき”が読み手によって立ち上がっていくという話は、創作だけでなく、人の行動全体を見るヒントにもなると感じました。 AI研究の側面から語られる「記号が現実に接地しない」という問題も、人間同士の解釈のズレを考えるうえでおもしろい対比になります。結局、私たちは完璧に分かり合うことはできないけれど、その隙間を埋めようとする運動自体が、理解のプロセスなのだと思えます。 他者理解にゆっくり向き合いたい人、あるいは「言葉が思ったように届かない」と感じている人に、静かに刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

俳句を詠むとき、人の脳の中では何が起こっているのか。根源的問いの答えに近づき、人間の知の営みが解明されることへの深い興味。AI俳句生成プロジェクト「AI一茶くん」の生みの親と、気鋭の若手俳人が旅する「知能の深...
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