
イライラ・モヤモヤする 今どきの若手社員のトリセツ (PHPビジネス新書)
平賀 充記
PHP研究所 / 2022-03-15
この本について
若手と関わるたびに、こちらが気をつかっているつもりなのに距離が縮まらなかったり、ちょっとした指摘が重く受け取られてしまったり。正直、どう向き合うのが正解なのか分からなくなることってありますよね。自分も「もう少し素直に相談してくれたら楽なのに」と思いつつ、若手だって若手でいろいろ抱えているのも分かる…そんな板挟みのまま時間だけが過ぎていくことがよくありました。 この本は、そんなモヤモヤを力技でねじ伏せるのではなく、日々のやりとりを少しずつ“解像度高く”捉え直すための視点をくれます。印象的だったのは、まず対話の場そのものをこちら側から意図的につくるという話。悩みやビジョンを聞きにいくことで、若手の行動の裏にある温度や背景が見えてくる。そこが分かると、こちらの指示の出し方も無駄に厳しくなりにくいし、「ここだけ改善したら十分」という線引きも落ち着いてできるようになります。もうひとつは、フィードバックを“過去の通知”だけで終わらせず、次の一歩を一緒に描く形に変えるという考え方。若手が失敗に弱いのは事実だけど、未来の選択肢が見えてくると意外と前向きに動いてくれます。そして、彼らがほしがっているのは完璧な答えより「8割の型と、2割の余白」だという指摘も、実務のシーンですぐ効きました。 若手の気持ちも分かるけど、上司としての役割もある…そんな“どっち側にも立たないといけない人”には特に刺さると思います。自分も読みながら肩の力が少し抜けましたし、目の前の若手との関係が行き詰まっているときのヒントになるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの58%が集中しています。
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