
伝説の相場師の教え
TAKA.K
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2022-04-15
この本について
株を触っていると、「結局どこで仕込めばいいのか」「初動って何をもって判断すればいいのか」といったところで足が止まることが多いですよね。私もチャートを眺めながら、これが“押し目”なのか、ただのノイズなのか判断できずに何度も空振りしてきました。 この『伝説の相場師の教え』が面白いのは、特別なテクニカル手法を増やすのではなく、需給の“地味だけど外せない流れ”に視点を戻してくれるところです。たとえば陽線が二本立つ意味や、出来高が何年かぶりに増える瞬間の背景、本尊がハシゴをかけていくときの市場心理など、普段なんとなく見ていた動きを「なぜそうなるのか」の筋道として捉えられるようになる。これだけで、無駄に飛びつく回数が減りました。 もう一つ効いたのは、“買う瞬間”を焦らない姿勢です。狼煙が上がってもすぐ動かず、一度ランドマークとして記憶しておき、押してきたところで静かに拾う。実際のチャートを思い浮かべると、確かにあの動きって何回も見てきたよな…と腑に落ちます。派手な技ではなく、「毎日コツコツ観察する」という、地味だけど再現しやすい行動に落ちているのもありがたいところでした。 テクニカル指標の沼にハマりがちな人よりも、「実際にどこを見ればいいのか知りたい」「短期の熱さより、流れそのものを読む感覚をつかみたい」という人に刺さる本だと思います。読んですぐ劇的にうまくなる類の本ではないけれど、相場の見え方が一段階クリアになる感覚がありました。私と同じように“初動の掴みどころ”で迷ってきた人には、かなり実用的な一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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