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カラ売り屋シリーズ マネーモンスター (幻冬舎単行本)

カラ売り屋シリーズ マネーモンスター (幻冬舎単行本)

黒木亮

幻冬舎 / 2024-04-17

累計読者数7
平均ハイライト数 5件/人
推定読了時間 約7時間18分
star総合評価 54/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 90%

この本について

お金まわりの判断って、知っているつもりでも「本当はどこまで理解できてるんだろう…」と不安になることがあります。アパート経営の利回りや、銀行の“公共性”と収益のバランス、投資商品の裏側。表向ききれいに見えるものほど、数字の裏にどんな力学があるのか気になってしまう、そんな時期ってありますよね。 『マネーモンスター』は、そのモヤモヤを一気に立体的にしてくれる作品でした。たとえば、アパート経営の「利回りのからくり」が、税金や保険料すら織り込まれていない見通し表で作られている現実。あるいは、高利回り債券の正体が実質プットオプションの売りで、証券会社や銀行がどう収益を積み上げているのか。読んでいると、普段のニュースの裏で何が動いているのかが、急に生々しくつながってきます。 一方で、銀行員の「儲けすぎるな」という倫理観や、カラ売り屋が「正義ではなく、ただ自分の考えを立証したい」と語るスタンスも印象的で、善悪の単純な話では片づけられない“現場のリアリティ”が続きます。こういう視点が入ることで、お金の判断に必要な距離感が少し掴めるようになるというか、短期の得より、構造そのものを見る習慣が育つ感じがありました。 仕組みを知りたいけど、専門書は重い…でも「知らないまま判断するのは怖い」と思っている人に刺さる一冊です。うまい話に近づく前に、世界の動き方を一度ストーリーで体験しておきたい人に、そっと勧めたい作品でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

経済の革新者か、それとも証券詐欺か!? 元官僚の北川靖とアメリカ人の友人たちが運営するウォール街のカラ売り専業ファンド「パンゲア&カンパニー」。資産の過大計上、嘘で塗り固められた製品開発と事業計画、契約書類の改ざんや巧妙な口車で投資家を蹂躙するマネーモンスターたちに、研ぎ澄まされた財務分析と緻密な告発レポートで次々と宣戦布告!! コロナ禍とウクライナ戦争に翻弄され、 日経平均がバブル超えへと向かう金融ジャングルで、 「カラ売り屋」とマネーの怪物たちはいかに戦ったのか。 迫真の経済エンタテインメント! 息詰まる攻防を描く全3話
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