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教養としての上級語彙―知的人生のための500語―(新潮選書)

教養としての上級語彙―知的人生のための500語―(新潮選書)

宮崎哲弥

累計読者数10
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star総合評価 61/100
start序盤集中型
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この本について

言葉を知っているつもりでも、いざ仕事や人間関係でモヤモヤした時に、うまく状況を捉えられないことがあります。自分の中で「何が起きているのか」が曖昧なまま進んでしまう、あの居心地の悪さです。最近、僕自身も説明しきれない違和感が増えてきて、結局は語彙の解像度の低さに戻ってきました。 この本は、上級語彙の暗記帳というより、世界の切れ目がどう見えるかを教えてくれる一冊でした。言葉が世界を分ける、という井筒俊彦の話がそのまま腑に落ちる構造になっていて、「耳食」のように聞いただけの知識に流されていた場面が、いかに多かったかにも気づかされます。また、「ゆくりなく」「驥尾に付す」など、意味の背景まで遡っていく説明があるので、使いどころが具体的にイメージできるのもありがたいところでした。 語彙を増やすというより、世界の捉え方を少し丁寧にしたい人に向いています。忙しい日々の中で、自分の思考がどこか荒っぽい気がしてきた時に、静かに効いてくる本だと思います。

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