
子どもは40000回質問する~あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力~ (光文社未来ライブラリー)
イアン・レズリー and 須川 綾子
この本について
最近、何かに取り組んでいてもすぐ飽きたり、「調べた気」だけして前に進めないことが増えていませんか。情報は山ほどあるのに、なぜか知りたい気持ちが続かない。僕自身、このモヤモヤを抱えたまま毎日をこなしていました。 この本を読んで、まず驚いたのは「飽きっぽさ」や「集中できなさ」を単なる怠けではなく、拡散的な好奇心の扱い方の問題として説明してくれたことです。ネットの即答に慣れてしまうと、自分の無知に気づく機会が減り、深い探求へ向かう前に満足してしまう。まさに耳が痛い話でした。でも著者はそこで終わらず、好奇心をどう育て直せるのかを、子どもの学び方や歴史上の人物の例を交えながら丁寧に示してくれます。例えば、情報の空白に気づく力を取り戻すこと、未知への不安を下げる環境づくりが好奇心を支えることなど、日常に持ち帰れる視点が多いです。 もう一つ響いたのは、「好奇心は秩序と相性が悪い」という指摘です。決められた道から外れることに抵抗を感じると、一番大事な問いかけが生まれません。たしかに、仕事でも人生でも“決めた通り”に動こうとすると、疑問を持つ余白がなくなる。僕も気づけば安全な範囲だけで回していました。 深く知りたいのに途中で途切れてしまう人、自分の質問力が落ちている気がする人には静かに刺さると思います。好奇心を鍛えるなんて大げさに聞こえるかもしれませんが、この本は日常の小さな「なぜ」を拾い直すところから始めさせてくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
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