
いちばんやさしい「組織開発」のはじめ方
早瀬 信、高橋 妙子、瀬山 暁夫、中村 和彦
ダイヤモンド社 / 20230907
この本について
チームの空気がどこかぎこちない。議論になると一部の人だけが話して、他のメンバーは黙りがち。自分の感じている違和感が「単なるわがまま」なのか、「組織の問題」なのかもよく分からない。そんなとき、何から手をつければいいのか迷うことが多いと思います。僕も似たような状況で立ち止まったことがあり、そのときに役に立ったのが、この本でした。 この本の良さは、いきなり難しい手法に飛びつくのではなく、「関係の質を高めるところから始める」という、ごく当たり前だけど見落としがちな視点を丁寧に扱っていることです。例えば、話し合いの機会を意識的に設けることや、メンバーが「どういう人なのか」を知り合うだけでも、チームの前提が少しずつ変わる。その変化が、結果として目標達成や健全性につながっていく流れが具体的に描かれています。また、「私ごと」を「私たちごと」にしていくプロセスが、特別なリーダーシップではなく、現場にいる人たちの小さな行動から始まるという説明も現実的で腑に落ちました。 特に、モヤモヤの正体が制度やスキルではなく、日々の関わり方にあるかもしれない、という視点は、自分のチームを見直すきっかけになるはずです。派手な即効薬ではないけれど、地に足のついた組織づくりをしたい人にはしっくり来る一冊だと思います。 「最近、チームの雰囲気に違和感がある」という人には、とくに刺さります。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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