
Design Systems ―デジタルプロダクトのためのデザインシステム実践ガイド
Alla Kholmatova, 佐藤伸哉, and 株式会社Bスプラウト
この本について
デザインシステムの本を前にすると、「結局、パターンをそろえれば一貫性って生まれるの?」とか、「コンポーネントは作ったけど、なんか使われ方がバラバラなんだよな…」みたいなモヤモヤがつきまといます。自分もプロダクトに関わるたびに、ルールを整えることと、実際の体験がよくなることの距離をどう埋めればいいのか悩んでいました。 この本が効くのは、パターンを“部品の寄せ集め”ではなく“目的のための使い方”として扱う姿勢が徹底しているところです。例えば、ボタンとリンクの分類をごちゃごちゃ考える前に「それはCTAなのか」という軸で判断する考え方は、日々の迷いを一気に減らしてくれます。また、パターンライブラリは万能ではなく、解釈のズレがあれば機能しないという指摘も、チームでつまずきがちな現実に正面から触れてくれます。さらには、色や名前の決め方のような細かい判断も、バリエーションではなく基準を持つことで迷いを減らすという視点がそのまま実務に降りてきます。 特に、チームでつくるプロダクトなのに、判断基準が人によって微妙に違う気がして気持ち悪い…という人には刺さる本だと思います。デザインシステムという大きな話をしながら、実際の会話やレビューの場で何が起きているのかを見据えてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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