
民俗学入門 (岩波新書)
菊地 暁
辰巳出版株式会社 / 2025-09-09
累計読者数7
平均ハイライト数 36.9件/人
推定読了時間 約3時間34分
star総合評価 74/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 46%
この本について
仕事でも生活でも、人と関われば関わるほど、「なんで自分はこう振る舞うんだろう」とか「この感じの居心地の悪さって何なんだろう」といった言葉にしづらいモヤモヤが出てきます。理屈というより、“空気”とか“習慣”みたいなものに動かされている感覚が強くて、正面から向き合うのも少し怖い。僕自身もよくそこで立ち止まってしまいます。 『民俗学入門』を読んで救われたのは、こうした曖昧で説明しにくい気持ちを、「人間がずっとやってきた暮らしの積み重ね」として受け止められる視点がもらえたことでした。たとえば、衣服が「発情をコントロールする文化装置」だという話や、避難所では屋根があっても「home」がないことで人が弱ってしまうという指摘は、普段の自分のふるまいの裏にある“人間らしさ”を静かに照らしてくれます。また、食べ方や働き方にしても、そこには「せつなさ」と「しょうもなさ」が絡み合う現実があると語る著者の距離感が、妙に落ち着くんですよね。完璧さを求めるのではなく、人が迷いながら続けてきた営みとして見直せる。 日常の行動や違和感の“根っこ”を、現実的なスケールで確かめたい人に刺さる本だと思います。僕もそうですが、答えを求めているというより、「今ある生活を少しだけ深いところから見直したい」という気分のときにちょうどいい一冊です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
ここ数年、「文化人類学」が話題となっていますが、それに続き2023年頃から「民俗学」もかなりスポットを浴びています。「文化人類学」は自分の住んでいる場所から<外>に出る学問ですが、「民俗学」はその逆で、自らの住んでいる場所にある習俗を見つめ直す学問です。この二つは表裏一体の学問とも言えます。「文化人類学」と同様、最新の「民俗学」の入門書がいま求められています。そこで本書は、一般の読者にもわかりやすい丁寧な解説、そして知的好奇心をそそられる興味深い内容で構成する、まさに民俗学入門書の決定版といえる一冊となります。 【構成】 第1章 民俗学とは何か 第2章 「たましい」で考える 〜パワースポットの来歴からケガレ論まで 第3章 「ことば」で謎を解く 〜民族語彙、地名と方言、口承文芸から読み解く 第4章 「生」のリアリティと向き合う 〜生存の技法から生きづらさまで 第5章 民俗学の聖地を歩く 〜旅の学問としての民俗学 第6章 私と民俗学
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




